2015/1/18 滝を見にいく

今年4本目の映画「滝を見にいく」沖田修一監督、観る。素人のおばさんを起用したオリジナルコメディということで、楽しみにしていた。タイトルの通り、滝を見に行くツアーに参加したおばさん7人が山で迷う、それだけの話。

沖田さんらしくユルくて、ほんわかする内容になっている。中でも7人が一列になる場面のような映画的な画作りの方法には感心した。

ただ全体的に「台詞が浮いている」印象が強い。つまり、映画の中に、芝居の中に台詞を落とし込めていない気がする。「赤い真珠が攻めてくる」という台詞ひとつとっても、それはそれでしかない。シナリオにある文字を「読んだ」に過ぎない。シナリオも読んだが、そちらの方が面白いのは、そういうことだろう。