2015/1/2 NHKスペシャル 戦後70年 ニッポンの肖像

録画していた「NHKスペシャル 戦後70年 ニッポンの肖像」を観る。

番組の最後に語ったタモリの言葉を起こしておく。

 

「経済学者でも何でもないんで、どデカイことをブチかましてよろしいでしょうか。これ、日本だけじゃなくて、各国、資本主義というのが行き詰まってますよ、綻びもあるし。かといって共産主義は全部ダメってことはわかったわけです。じゃあ資本主義と全く違うものにするのか、これもちょっと考え難い。そうするとこの資本主義になんか手を加えて、より良いものにしなきゃいかんと思うんですよね。それは果たして何なのか。俺ちょっとボランティアの方向にも興味があるんですけど、その手立てになるんじゃないかと思うんですが、やっぱり大多数がそれを合意できるような何か、手を加えて、違う、ちょっと違う新たな資本主義ができるのは日本の勤勉さと従順さ、秩序さ、それを持ってる国民じゃないとひょっとしたら出来ないんじゃないかと思う。世界に先駆けてやれるのは日本くらいじゃないかと思ってるんです」

 

重要なのは「資本主義の行き詰まり」という、誰もが感じていることを、元旦のNHKで話したことだろう。この番組は「戦後70年」というタイトルを用い、「戦争」を立てることによって「平和」を考える構成になっている。そして、その最後に「社会の仕組みの変革」をもってきたのは演出として光るものがあった。

こういう言葉をもった、「色気のある」政治家が出てこれば、少し変わると思う。日本人は政治に興味がないのではなくて、政治家がダサいと思っているじゃないか。つまり「こいつらマジで何やってんの」って感じ。

 

ダサい人はモテない。